ヤル気スイッチ

発達障がいは、解明されていない事も多いので、いろんな事が言われるのを見聞きします。
それが本人や家族を傷つけることも多々あると思います。

私は医療関係ではないので、医学的な事はわかりませんが、学習面から言える事はあるので、少し書いてみようと思います。

診断の有無に関わらず、学習において、困難さが見られる子ども達がいます。
得意な教科では高得点がとれるけれども、苦手教科になると、何度繰り返しても覚えられない。すぐに忘れてしまう。
ヤル気がでない。眠くなる。などなど。

一見、さぼっていると思われがちですが、本人は頑張ろうとしている事が多いのです。
でも、どうにも出来なくて、その子ども本人が一番苦しみ、自分を責めてしまうケースが多いように感じます。
全く表情に出ていなくても、傷ついていたり、自信を失っていたりします。

私の息子は、体温調節が難しかったり、感覚過敏な面があります(だいぶ改善されてきましたが)。
そういう生理的な面は、割と、周囲から見てもわかりやすいです。

しかし、ヤル気とか、記憶などは外から見て、わかりづらい。
ヤル気をだせ、と叱られてしまう。
周囲は、ヤル気スイッチなるものを押そうと、必死に叱咤激励するわけです。
ヤル気スイッチ・・・これは「わかる、面白い」という状態になって、初めて本人の中でスイッチが入ります。
その前の段階で、いくら押そうとしても空回りしてしまいます。

「この子に○○させよう」、という気持ちで接するより、
周囲の大人が、「自分にはどういう支援ができるかな」という気持ちで、状況を淡々と分析して、無理なく導いていく方がうまくいきます。

本人の努力ももちろん大切です。
苦手を克服するトレーニングも必要でしょう。
しかし、周囲の大人がその子どもの特性を知り、むやみに叱咤激励しない、という事も大切だと思います。